普段から気を付けて生活していても、交通事故に遭遇することや怪我をすることを完全に防ぐことはできません。自分自身の運転であれば、注意をすることで事故に遭遇する可能性を低下させることは可能です。しかし、他の人に巻き込まれる形で車に衝突されてしまった場合や、自転車を運転していたり歩いていたりする途中に轢かれることも考えられます。
交通事故に遭った場合、命を落とす危険性は勿論、命に別状はなくても関節を痛めることがあります。車は大きなくくりで言ってしまえば金属の塊です。それがある程度の速度を持って衝突してきた場合、かなり大きな力が身体に加わります。その衝撃が人体の関節に悪影響を与え、結果として関節の痛みが発生してしまうのです。
上記のような原因で関節の痛みが起こった場合、自然に治すことは困難を極めます。時間の経過と共に治るだろうと放置せず、病院などで専門的に治療する必要があります。病院以外では、接骨院や整骨院などでも治療可能なケースもあります。それは、衝撃により身体に歪みが起こっている場合です。身体に歪みが起こっている場合は、長い期間に通い治療することが重要です。
交通事故後、負傷によってこれまで通りの生活を送るのが難しくなることもあります。事前に保険へ加入しておくと安心です。もしも生命保険に加入していれば、交通事故で被害を受けた場合でも保険を使用しての治療が可能になります。
一時的に生じた関節の痛みであれば、慰謝料の請求などをすることはできません。しかし、通院費や通院にかかる交通費などを請求することは可能となっています。これに対し、長期的に関節の痛みがある場合には後遺障害を認定されるケースもあります。例えば、歩行が可能な状態で痺れが残存している場合、11級～14級の障害が認められます。ただし、後遺障害に対する診断書を書くことに不慣れな医師もいますので、書き慣れている方にお任せした方が良いでしょう。事前に病院を選択しておき、慰謝料の請求がしやすいように手筈を整えておくことが重要です。
可能であれば慰謝料請求する場合には、弁護士に相談し、交通事故の和解を依頼しましょう。これにより慰謝料を請求できる基準が高くなり、より多くの金額を受け取りやすくなります。