出産後のお身体のトラブルで多い症状の一つに、腱鞘炎があります。
腱鞘炎の症状には個人差がありますが、程度が軽い人も含めるとほとんどの方に見られます。産後に腱鞘炎に悩まされる理由は、日頃の家事などにお子様のお世話まで加わることによる使用過多が一因です。例えば、毎日の食事の用意で鍋やフライパンを持ち上げたりしているだけでも、様々な形で手首などに負担をかけ続けています。それだけの動作でも、積み重なれば腱鞘炎を発症してしまうことがあります。
また、産後の腱鞘炎は女性ホルモンのバランスが大きく変動していることも一つの原因になっています。女性ホルモンは体つきなど以外に、骨や筋肉や関節の動きなどにも大きな影響を与えている成分の一つです。妊娠中の体の中では女性ホルモンが盛んに分泌されています。
その中でも、リラキシンは出産しやすくするため骨盤にある靭帯をゆるめて産道を広げていくホルモンです。リラキシンが働くのは骨盤などだけではなく、手首や指など全身に働く成分です。リラキシンが手首などに作用している場合、靭帯をゆるめていき関節の動きを不安定にさせてしまうのです。このリラキシンの分泌は出産してから2～3日位でほとんど止まります。しかし、分泌が止まってもゆるんでしまった靭帯が元に戻るまでにはしばらく時間が必要になります。この手首の靭帯がゆるんでいる時期は特に腱鞘炎になりやすい状態のため、特に気を付ける必要があります。
武蔵境北口整骨院では産後悩まされる症状の一つでもある腱鞘炎の治療も行っております。少し痛みがある程度の場合、しばらくすれば痛みはなくなるだろうと軽く考えてしまうかもしれません。しかし、適切な治療などを受けずに放っておくと症状を悪化させてしまう可能性が高いので注意が必要です。悪化した結果、お子様を抱きあげることもできなくなってしまう場合が少なくありません。軽度の内に治療を始めることが、症状の悪化を予防に繋がります。ぜひ一度武蔵境北口整骨院までご相談ください。お待ちしております。