交通事故を起こした、もしくは起こされたことはありますか?
交通事故とひと言で言っても、対人から自転車、車同士など色々ですが、今回は交通事故による、むち打ちについての記事になります。
車に乗っていて、後ろから追突されるような貰い事故には「むち打ち」が付き物です。
経験されたことがある方は分かると思いますが、事故の当日は意外と身体に目立った異常が見られないことが多いです。
ですが、次の日朝起きたら首が回らない。
そして2日、3日と経つにつれて首の痛みや頭痛、吐き気などといった症状が徐々に現れ、どんどん具合が悪くなるケースが多くあります。
これは当日に異常がないわけではなく、事故にあったショックなどで身体の症状を感じにくい状態になっている為でもあります。
ですので、追突されるような交通事故にあったら、出来るだけ早くに病院などで診てもらうことが必要です。
特に首は、脳から神経が全身に分布する根元となる大事な場所ですので、放っておけば治る、と油断してはいけません。
施術を受けることなく放っておいた為に、常に首の痛みを感じる、頭痛持ちになるなど、後遺症を抱えてしまう方もいらっしゃいます。
むち打ちはくれぐれも、しっかりと身体の専門家に相談しましょう。
とは言ったものの、どうしても休めない仕事がある、家庭の事情でしばらく外出ができないなど、病院に行きたくても行けない方もいらっしゃいます。
今回は、そんな方の為に、病院へ行くまでにそれ以上悪化させない為のケア方法をお伝えします。
あくまで、受診されるまでのケアなので、これで治そうとせず必ず病院に行ってくださいね。
【むち打ちになる原因】
ケアの前に、むち打ちによって体に何が起こっているのかを知っておきましょう。
むち打ちは、首に急激な力が加わることで起こります。
首の骨を支えている靭帯や筋肉が、急に伸ばされたり、縮んだりあるいは捻れが加わり、関節を広範囲で痛めます。
文字通り、強い衝撃により頭が激しく振れ、首がムチのようにしなるので、むち打ちと呼ばれます。『頸椎捻挫』とも呼ばれます。
交通事故で話を進めていますが、衝撃の強い柔道やラグビーなどのスポーツでもよく発症します。
こうして無理に伸ばされたりして痛めた靭帯や筋肉などの組織は、その部位を守る為に緊張をします。
動かさないようにすることで回復を早める為です。
これは本来の身体の回復力が働いているので良いのですが、首が動かない、筋肉が過剰に緊張した状態だと、今度は肩こりや頭痛など他の不具合も出てきてしまいます。
また、同時に何箇所もの関節を痛めることで、回復した組織がすぐに緩まずにそのまま緊張を続けてしまうことがあります。
今回紹介するケアは、こうして回復してきている筋肉などの組織が、無駄に緊張を繰り返さない為の方法になります。
【自分で出来るむち打ちのケア方法】
まず座った状態で頭の後ろで手を組みます。
①親指だけ伸ばして、親指で首を両側から挟みます。
頭の付け根あたりで、硬いところや押して心地よいところに指を当てます。
②指を当てながら、次のA〜Cいずれかの方向にゆっくりと首を動かします。
一番楽な方向から始めてください。
A.前後方向
B.左右に倒す
C.左右に顔を向ける
③方向が決まり、動かしたら指を少し下にずらして繰り返します。
首全体を緩めたら、他の方向でも同じように上から緩めていきます。
上記AからCすべての方向に動かしたら完了です。
回数は個々で症状に差がありますので、ご自身で決めましょう。
ですが、初めは少なめに始めて様子を見てください。
※注意点※
・痛みが出る動作はやらない
・無理に伸ばそうとしない
・一度に回数をやりすぎない
毎日少しずつやることで、徐々に緩んでいきますので、絶対に無理はせずに取り組みましょう。
いかがでしたでしょうか?
やってみても、あまり変わらない、逆に辛くなった場合は原因が他にもあるかもしれません。
そもそもむち打ちになる前に、背骨や骨盤に大きな歪みがある方などは、首だけでなく身体全体のケアが必要です。
ご自身で判断が難しいようでしたら、当院でご相談に乗りますのでご連絡ください。
また病院で受診されて、症状が落ち着いた後も、後遺症予防のケアとしてしばらく続けておくと安心です。
武蔵境北口整骨院はJR武蔵境駅より徒歩3分とほど近く、交通事故のご相談はいつでも無料で行っております。
むち打ちだけではなく、事故後に感じている腕や腰などお痛みなど、
お身体の不調がございましたらお気軽にご相談くださいませ。